トランクルームとコンテナの違い
トランクルームとコンテナ、似たような用途で使用するのものですが、どちらも一長一短あります。預ける荷物によって無駄の無いようにどちらを借りるか、考える事が重要です。
トランクルームとコンテナの一長一短
★ トランクルームの特徴について
★ コンテナの特徴について
★ どちらを選ぶか迷ったら
★ 契約するにあたっての留意点
★トランクルームの特徴について
トランクルームは「荷物を預ける」事ができます。トランクルームは国土交通大臣の認可を受けた倉庫業者が運営するものです。従って、登録された倉庫が使用されます。保管に当たっても、警備会社を付けたり、機械で監視したりとセキュリティ面で強みを持っており、また荷物への補償も付いていますので、大切な物も安心して預ける事が出来ます。また、保管状態に条件があるもの(ワイン等)を専門で取り扱っている業者もあり、自力での保管が難しい物を預けるのにも向いています。その代り、費用面では高めに設定されている事が多いです。セキュリティや補償面での優位性がありますから、これは当然です。優良な業者の場合は、国土交通省から優良認定がされますので、選ぶ際の一つの基準とすることが出来ます。個人で重要なものは預けるのは勿論のことながら、セキュリティ面のメリットで企業でも安心して利用出来るのが大きな特徴です。
★コンテナの特徴について
一方、コンテナは「荷物を置くスペースを借りる」事が出来ます。不動産賃貸会社が運営しており、格安の価格で利用することが出来ます。とは言っても、トランクルームと比較すると保障はありませんし、また警備面も鍵が一つ付いているだけで、機械での監視等はされていないことがほとんどです。ですので、コンテナは重要な荷物や、温度や湿度などの保管に条件がある荷物を預けるのには向いていません。また、野外に置かれていることが殆どですので、大雨等が降った場合、中に雨水が染み込むこともあり得ます。洋服などの水に弱いものを保管するのには向いていません。どちらかと言うと、引っ越しのために色々な物を一時的に保管するような用途に使用するのに適しています。レンタルスペースとして借りる中では、一番格安の価格で借りられるので、使い方さえ間違えなければ、保管場所として有効活用することが可能です。
★どちらを選ぶか迷ったら
トランクルームとコンテナはどちらも長所もありますが、短所も抱えています。どちらも借りれば良いか迷ってしまった場合、最初に「預けるものに適応した保管状況になるか」をチェックするのがポイントです。保管状況に条件があるか、ないかを見極めます。次に、取り出す頻度も重要です。トランクルームの場合、常時管理人が常駐していない可能性もあります。いざ、夜中に中身を取り出さないといけない場合でも、対応してもらえないケースもあり得ます。一方、コンテナならば殆どの場合管理人がいなく、個人で鍵を管理する事が多いので、早朝でも夜中でも好きな時に中身を取り出すことが可能です。最後は費用面です。予算がどれだけあるかによって、どちらのレンタルスペースを借りるかを決めます。以上の、預ける物の保管状況、取り出す頻度、費用面の3つを良く良く吟味して、どちらと契約するかの最終決断をします。
★契約するにあたっての留意点
どちらを借りるかを決めたら、いよいよ契約となる訳ですが焦ってハンコを押す前に確認することが何点かあります。倉庫の現状と紙面上の状況が合っているかは必ず確認しなければならないポイントです。特にコンテナの場合は野外に設置されていることが多いので、紙面上では綺麗に映っていても、実物を見たらくたびれている事も多いです。次に、費用に含まれているサービスがどこまでなのかもチェックが必要です。特殊な管理が必要な場合はその管理費も料金に含まれているか、預ける際に必要なサービスは全て申し込んでいるか等、ここを確認しないと望むサービスが受けられない可能性もあります。最後に保険の確認です。破損や、盗難の保険を別途申し込む必要がある場合もあります。これらのチェックは契約前に最低限行う必要があるものです。後後で、こんなはずではなかったと後悔しないためにも、しっかりと確認することが必要です。